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【転職者必見】マンション管理会社のフロントのつらい業務をご紹介

フロント つらい
マンション管理会社のフロントの仕事って何が大変なの?つらい業務って何?

マンション管理会社へ転職を検討されている方はこんな疑問があると思います。

マンション管理会社でフロントとして現役で働いている僕が実態をご紹介しますね。

マンション管理会社のフロントの仕事の中でつらい業務は?

転職サイトをみるとマンション管理会社のフロントは常に募集されています。

常に募集されている仕事ってなんか不安ですよね。

僕がマンション管理会社に転職する時に「管理会社フロントのつらい業務は何かな?」

とおもって検索したのですが、その時には参考になる記事がなかったので

そんな方がいれば、ぜひぜひ参考にしてくれれば良いなという思いです(笑)

フロントという仕事は離職率が高いです。

就職や転職をする時には、仕事のマイナスの側面を知るということは非常に重要ですよね。

管理会社を退職する方の大半がこれから紹介する理由で退職しているのが現状です。

それでは、具体的なつらい業務をご紹介していきますね。

つらい業務① クセのある役員との対応

クセのある

「クセのある役員との対応がつらい」という理由で辞めていく方が一番多いです。

「クセのある役員」と表現しておりますが、モンスター的な方やマネジメント能力が著しく低いような方のことです。

僕は2005年に管理会社に転職しましたが、同期や先輩、後輩も含めてこの理由で辞めていくことが多いです。

フロントは管理組合の役員とコミュニケーションを取る事が多いので、役員の人柄によってストレスの度合いが大きく変わります。

イメージとしては、会社でクセのある人が上司だとストレスが溜まるのと似ている感じです。

役員が交代制のマンションであれば任期が満了することでこの問題は解決しますが、

役員が毎年同じである場合はこの問題に終わりが見えないのが本当につらいポイントですね。

管理組合の役員というのは何かの能力が評価されて選ばれるポジションではないためマネジメント能力やコミュニケーション能力が著しく低い方や

社会的常識に欠如した方、協調性が0の方でも誰でもなることが出来ます。

ただ僕が現状として勘違いているのは、昔に比べると多少はこういった問題が少なくなってきているような気がしていています。

現在は「カスタマーハラスメント」という言葉が浸透してきているので、

社員が顧客から「カスタマーハラスメント」を受けていることを知った時に

会社が

「担当者を変更する」

「顧客にカスタマーハラスメントの改善を申し入れる」等の

対応をする時代に変化してきていますね。

つらい業務② クレーマー対応

クレーマー

「クレーマー対応がつらい」という理由でやめていく方も多いです。

*「クレーム対応」ではなく、「クレーマ―対応」ですよ。

常識的な改善提案のクレームであればフロントが疲弊することはないと思いますが、

一般的にクレーマーといわれているような方達との対応はどんなお仕事でも辛いですよね。

自分の思い通りにいかない事があれば、

毎日のように1時間~2時間電話をかけてくるケース

会社にどなりこんでくるケースもあるんですよ。

管理会社は管理組合という組織(団体)と契約をしているため、クレーマーだとしても管理組合の一員なので無視するわけにはいきません。

最も最悪なケースは役員がクレーマーである場合です。

契約内容は無視して自分の思った通りにいかないとフロントや管理員のことを

罵倒するような方もいますのでフロントに転職されるのであれば

つらい業務として「クレーマー対応」があるということは覚えておきましょう。

僕個人も勿論この「クレーマー対応」は好きではありませんが、

僕はクレーマーに遭遇するのは運だと思って割り切ってます。

僕の経験上において、クレーマーに対するフロントの王道の対応があります。

ポイントをご紹介しますね。

【フロントのクレーマー対応の王道】

✔フロント一人で悩まずに上司と相談して会社として対応する

✔管理組合に相談して一緒に対応する

以前に勤めていた独立系の管理会社では「クレーム対応」を

フロントが一人で対応しなければならなかったため、

僕も何度か心が折れそうになったことはありました。

しかし、現在僕が働いている大手管理会社では度が過ぎたクレーマーの対応は弁護士に依頼するという対応を取ってくれます。(もちろん弁護士費用は会社負担)

弁護士対応に至るまではフロントがクレーマーの対応をしなければならないのですが、終わりが見えるだけ心は楽ですよ。

クレーマー対応はつらい業務の一つではありますが、

僕が勤めている大手管理会社はこういった問題に会社(チーム)で対応する体制や風土が整っているので、

「管理会社に転職するなら大手がいい」というのが僕の経験上のアドバイスですね。

つらい業務③ 契約外の依頼事項

ストレス

簡単にいうと契約で決まっていない仕事を依頼されるケースで、これもつらい業務です。

ただ、この理由だけで辞める方はみたことはないですね。(笑)

フロントのメイン業務は契約上でいうところの理事会支援業務・総会支援業務です。

この支援という言葉を拡大解釈して契約外の業務を依頼をされる方がいます。

単純に契約外の業務なので面倒くさいというのが本音です。

前担当者や前管理会社が慣例的に実施していた業務は契約外の業務であっても対応せざるを得ないケースが多いです。

契約外の業務であれば断ることは出来ないの?

理解のある役員であれば業務外であることを理解してもらって断ることは可能ですが、

「前の担当者はやってくれたのになんで?」というようなクレームに発展する方が面倒くさいので契約外の業務に対応してしまっているというケースが多いですね。

現役のフロントからは、「あるあるだね」という声が聞こえてきそうです。(笑)

国土交通省が発表している標準管理委託契約書のコメントでは、「理事会支援業務は、理事会の円滑な運営を支援するものであるが、理事会の運営主体があくまで管理組合であることに留意する」と記載されています

それでは、僕が嫌な契約外の依頼事項として多い例を記載します。

備品や消耗品の買い物を依頼されるケース

契約には「買い物を代行する業務」の記載はありませんが

マンションで使用する備品や消耗品の買い物を依頼されるケースです。

カタログでの購入を提案すると「送料がかかる」「ホームセンターで買った方が安い」「100均で売ってる」等のたかだか数百円の経費削減を目的に依頼されるので

本当に面倒臭い仕事ですね。

役員候補者探しを依頼されるケース

役員の成り手が少ないマンションに多いのですが、

次の役員候補を探してほしいというケースですね。

フロントが書面や電話でお願いしても心良く役員を引き受けてくれる方は

非常に少なく、とにかく面倒な業務なのでストレスが溜まります。

つらい業務④ ネガティブな管理員とのコミュニケーション

ネガティブ

管理員が会社批判や管理組合批判を繰り返すようなネガティブな人柄であるケースでこれもつらい業務です。

ただ、この理由だけで辞める方はみたことはないですね。(笑)

フロントという仕事は管理員と二人三脚で進めていく必要があるので、管理員とコミュニケーションを取らなければなりません。

僕は人とコミュニケーションをとる上で、愚痴やネガティブな話を延々聞くというのは非常にストレスになります。

こういう方に限って「フロントは週に1回は管理事務所で1時間ほど管理員とコミュニケーションを取るべきだ」と主張されます。

これが原因で辞めるというほどつらい業務ではありませんが、フロントとしては生産性が無くストレスが溜まる業務ですね。

実際にフロント同士で話をした時にも、「まじで〇〇の管理員は超ネガティブでめんどくさい」というような声は出てきますよ。

つらい業務⑤ 役員同士が揉めている理事会や総会の出席

長時間

基本的に理事会や総会というのは平日の夜や土日に開催されるため

フロントとしては出来る限り短時間で終了したいのですが

役員や入居者が揉めていて会議の時間が長時間になるケースです。

生産性のある話をして会議が長時間になるのはストレスにはならないのですが、

人が揉めている会議は非常にストレスになります。

フロントとしては途中退席をするわけにはいかないので時間が長いほどつらい業務となりますね。

僕もこのような経験が何度もありますが、

こういったマンションに限って理事会を毎月し、且つ理事会時間が常に3時間は超えていたので、理事会前に憂鬱さは半端なかったです。(笑)

逆に理事会終了後の解放間はMAXでしたね。(笑)

最後に

今回はフロントのつらい業務をマンション管理会社でフロントとして現役で働いている僕がご紹介しました。

フロントは役員や入居者と長期間に渡って接する仕事であるため

関係性が切れないことが起因したストレスで辞められる方が多いですね。

今回紹介した内容が特段苦にならないという方はフロントというお仕事が向いているかもしれませんよ。

今回はマイナス面に特化した記事をご紹介しましたが、プラス面も沢山あるので別記事で

ご紹介させていただきますね。